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早稲田のまちづくり・早稲田いのちのまちづくり |
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「早稲田いのちのまちづくり」とは1996年に早稲田の商店街が開催したイベント「エコサマーフェスティバルin早稲田」を端にした、「まちづくり」の動きの総称です。 その中で、「早稲田いのちのまちづくり」では『リサイクル・バリアフリー・震災対策・ 地域教育・情報化・元気なお店・行政参加』という7つのテーマをおいた「まちづくり」 を目指しました。 早稲田の街は大学の休みの期間、特に夏休みは学生はほとんど訪れず、街は閑散 としてしまいます。 そこで街の夏枯れ対策として、1996年8月24日、早稲田大学を会場に「エコ サマーフェスティバルin早稲田」を開催しました。 地域の皆さんを招いて夏の夕涼みに 大隈講堂前で開催するクラシックコンサートを楽しんでもらう企画に、当時社会の話題 となっていた「ごみ」の問題をテーマにしたイベントを組み合わせたものでした。 以後イベントだけではない「まちづくり」活動に発展しました。 きっかけとなった「ごみのリサイクル活動」では、空き缶を入れればホテルの宿泊券 がコンピュータ抽選で当たってしまうユニークな回収機を商店街に設置し、テレビ・新 聞・雑誌などで盛んにとりあげられるなど早稲田の商店街がユニークな環境活動の 実践することで大変話題になりました。 また、翌年の1997年以降取り組んだ「バリアフリーの活動」では、当時早稲田大学 の学生であった乙武洋匡さんが中心になって活動を進めました。 ベストセラー本「五体不満足」はこの「早稲田いのちのまちづくり」の活動をきっかけに して生まれたものです。 こうした「早稲田いのちのまちづくり」の動きは、早稲田大学からも注目されるように なりました。 早稲田大学の発行した冊子などで紹介され、1998年度の新入生全員に配布され た学内広報誌の「新鐘」や、2001年度・2002年度の新入生向けの早稲田大学 入学案内でもこの「早稲田いのちのまちづくり」が紹介されました。 (2001年早稲田大学入学案内での紹介ページ 表紙 1ページ目 2ページ目) ※まちづくりについては2ページ目にあります。 さらに、「IT(情報化)を切り口にした活動」で1999年からこの活動に携わった木下 斉さん(現:有限責任事業組合市街地経営研究機構 代表、熊本城東マネジメント株式会社 代表取締役)は、全国各地の商店会で設立した会社の社長に当時高校生(早稲田大学高等学院)で就任し、200 0年の新語流行語大賞「IT革命」を受賞。 1996年の「エコサマーフェスティバル」当初からの中心的役割を担った早稲田商店 会長(当時)の安井潤一郎(ブログ「今日の商店会長」)は2005年の総選挙で当選したいわゆる”小泉チルドレン” の1人です。 というように、「早稲田いのちのまちづくり」は、まちづくりの動きとして様々な評判や 社会的な効果を産み出しました。 なお、現在早稲田ではこうした面以外でも様々なまちづくり活動を行なっており、 「早稲田いのちのまちづくり」というような形でのくくりはしておらず、呼称もしており ませんが、「早稲田地球感謝祭」や「防災キャンプ」など、現在の早稲田のまちづ くり活動において「早稲田いのちのまちづくり」の動きが与えた効果は大きなもの があります。 ○「早稲田いのちのまちづくり」での主な活動○ ■リサイクル ・1996年、イベント「エコサマーフェスティバル」から排出されるごみのリサイクルに 続き、日常の商店街から出るごみのリサイクルを実験的に行なうため、「平常時ごみ ゼロ実験」を実施。 ・リサイクルするための拠点回収所として、空き缶、PETボトル、生ごみ、発砲スチロ ールを回収する機械を設置した「エコステーション」を商店街の空き店舗に開設。回収 に協力すると、商店街の割引券などのサービスがあたる仕組み。(1998年〜2007年) ※この「エコステーション」は早稲田を皮切りに全国各地の商店街へ広がり全国60か所以上の商店街に設置された。 さらに、こうした商店街で連携を組んで「全国リサイクル商店街サミット」を年に1回開催しているほか、様々な商店街まちづくりの実践活動を行なった。 詳しくはこちらをご覧ください。 ■バリアフリー、地域教育 ・障がい者と健常者が先入観をもたない平等な関係で接することができるよう「心の バリアフリー」を提唱。子供たちを対象に「車いす体験」や障がい者との「交流体験」 を実施。(1997年〜2000年) ・1997年、早稲田大学に対して車いすなどの障がいをもった学生でも不自由なく 構内を移動できるよう要望し、その後スロープやリフトの設置がなされた。 ※当時は公共施設をはじめ多くの建物でほとんど「バリアフリー」がなされていなかった ■震災対策 ・地元の子供たちを対象に、避難所生活体験と防災体験を通じて災害に対する意識と 地域への興味を高める企画「防災キャンプ」の実施。(2000年〜) ・2002年、早稲田商店会と損害保険会社が共同で、大規模災害時に一定の間災害 の起きていない地方のホテル等で避難生活を送れる保険商品「震災疎開パッケージ」 を発売。 ・2002年、情報通信ツールを活用して首都圏の様々な地域の防災団体とネットワーク を結び、迫り来る大震災に備えて防災活動を展開することを目的としたNPO法人「東京いのちのポータルサイト」を設立。 ■その他 ・行政職員から各分野の専門家、地域の商店主から学生、一般市民まで様々な方が 同じ場に参加するメーリングリスト(「リネット」←リサイクルネットがいわれ)を設立。自由な発言を通じて情報交換や活動の打 合せを進めていった。(1996年〜) ・1999年、自由な発想と気軽な形で学生の地域参加やまちづくり活動ができるよう 「学生部隊」(現在の「まっちワークグループ早稲田」)を設立。 ※当時は研究活動以外で学生がまちづくりへ参加するケースは全国的にほとんどなかった |